関西人は本当に「牛肉」をよく食べているの?全国の統計結果を紹介

まずは、本当に関西人が牛肉を食べているのかを検証します。

今回参考にした資料は、総務省統計局が二人以上世帯の家計調査の結果をもとに作成した、「2020年〜2022年平均の品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」です。

牛肉の購入量の全国平均(年あたり)は、6709gでした。

トップ10にランクインした都道府県庁所在地と政令指定都市は、【図表1】にまとめています。

なんと、トップ10のうち6つが関西の府県庁所在地か政令指定都市でした。

また、山形市以外は全て西日本の都市のため、関西をはじめとした西日本で牛肉の購入量が多いことがうかがえますね。

ちなみに、関西全体の平均値は約9183gでした。

こちらも全国平均を上回っているため、関西人は牛肉をよく食べていると考えられます。

関西で牛肉の購入量が多いのはどこ?

それでは、関西で牛肉の購入量が多いのはどの都市なのかもランキング形式で紹介します。

大阪府は政令指定都市が2つあるため、独自に平均値を算出してランキングを作成しました(【図表2】参照)。

【図表2】

出所:「総務省統計局 二人以上世帯の家計調査」をもとに筆者作成

関東地方の牛肉の購入量も、【図表3】にまとめてみました。

神奈川県は政令指定都市が3つあるため、独自に平均値を算出してランキングを作成しています。

【図表3】

出所:「総務省統計局 二人以上世帯の家計調査」をもとに筆者作成

関東地方全体の牛肉購入量の平均は、約5688gでした。

関西地方全体の平均は約9183gのため、関西では関東より約3500g多く牛肉を購入しているようです。