超一流のファンドマネジャーはなぜ缶コーヒーを飲まないのか

ですので、超一流のファンドマネジャーは豆を挽いてドリップしたレギュラーコーヒーかエスプレッソしか飲まないのです。イタリア人やブラジル人のファンドマネジャーは砂糖をガバっと入れますが、まあこれはご愛敬。コーヒーの本場で缶コーヒーが全く見られないのは、本物以外受け入れられないからかもしれません。

言うなれば、超一流のファンドマネジャーは、毎日の飲み物にも気を遣うことで、常に最高のパフォーマンスを出す準備をしているということなのです。

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缶コーヒーは実は割高

さて、健康問題もさることながら、ファンドマネジャーはコーヒーのコストにも敏感です。缶コ-ヒーは1本100円くらいですから、一般人にとってはスタバやタリーズの代わりになって安いからいいね、となりがちですがさにあらず。

たとえば、ある清涼飲料水メーカーのホームページによると、”コーヒー入り清涼飲料”は、1グラム以上2.5グラム未満のコーヒー豆から抽出または溶出したコーヒー分を含むもの、となっています(注2)

文字通り解釈すれば、1缶190グラムの缶コーヒー(コーヒー入り清涼飲料)には、最低1グラム分のコーヒーしか入っていないことになります。言うなれば、1グラム分のコーヒーのために100円払っていることになるわけです。

注2:一般社団法人全国公正取引協議会連合会の「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」によれば、コーヒーの分類には「コーヒー」/「コーヒー飲料」/「コーヒー入り清涼飲料」/「コーヒー入り清涼飲料(カフェインレス)」の4つがありますが、それぞれにコーヒー分が含まれる分量が異なります。本文中では、最もコーヒー分量が低い「コーヒー入り清涼飲料」を元に記載しています。

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太田 創
  • 太田 創
  • 株式会社GCIアセット・マネジメント
  • 執行役員 チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)において投資信託のマーケティング・商品企画を統括。
2015年に株式会社GCIアセット・マネジメントに移籍し、投資信託事業に従事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。