総務省の国勢調査データによると、全国の少人数(1人〜2人)世帯の数は、1985年から2020年までの間で約3倍近く増加しています。
つまり、世帯構造の変化により「コンパクト世帯」が増加しており、コンパクト住宅のニーズが拡大しているのが現状です。
2023年7月24日に公表された、日本トレンドリサーチと株式会社ロゴスホームによる調査では、「注文住宅」を建てて住んだことがある全国の男女1804名のうち、合計で74%の方が「理想的」と回答しています。
一方で、26%は「理想通りではなかった」と回答したとのこと。
「予算の問題で付けたい設備が付けられなかった(40代・男性)」「コストから、妥協した部分があるため(50代・男性)」「やはりまず費用を優先するので理想とは言えない(50代・男性)」など、予算が原因の意見もありました。
今回の記事でご紹介する鳥取県のご夫婦も2人暮らしで、価格がリーズナブルでコンパクトな注文住宅を新築したそうです。
この記事では、ご夫婦が体験した「注文住宅での失敗例4選」をご紹介します。
記事の最後には、注文住宅で後悔しないための方法も解説するので、これからコンパクト住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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注文住宅の失敗例1. 最初からオール電化にしなかった
ご夫婦は、家を建てた後にオール電化にすることを計画しました。
そのため、ガスからオール電化に変えるリフォーム費用が無駄になったと後悔しています。
奥さまいわく「家を建てる段階でオール電化にしなかったのが後悔ポイントです」とのこと。
オール電化には以下のようなメリットがあります。
- 光熱費が電気のみ
- 火災の心配がない
光熱費を電気のみに1本化できるため、ランニングコストを抑えることが可能です。
さらに、電気温水器に貯めておいた水を万が一の際に使用できるため、地震などの災害時は助かります。
また、なんといっても火を使わないため、火災の心配がほとんどないのが特徴です。
オール電化を検討している方は、家を建てる段階でオール電化にすることをおすすめします。