注文住宅の失敗例2. 外壁材を安物にして耐久性が低下した
2つ目の失敗例は、家の外壁材です。
全体のコストバランスを考えて、外壁材を一番安いものにしたそうです。
しかし奥さまは「外壁の材質を安いものにしてしまったために耐久度が低くなったのが後悔ポイントです」と、外壁の耐久性が低くなったことに後悔しています。
家の外壁材は、大きく分けて以下のような4つの特徴があります。
- 室内の温度調整を行う
- 家を地震から守る
- 火災の延焼を防ぐ
- 生活音や外からの騒音を防ぐ
そして、外壁材の種類によっても材質や機能性が異なり、コンクリートやタイル、樹脂系サイディングが耐久性に優れているのが特徴です。
一方で、モルタルや木質系サイディングは価格が安い分、耐久性が低下します。
外壁材には、地震などの災害から家を守るためだけでなく、温度調整や生活音の抑制を果たす役割があります。
快適な生活を送るためにも、耐久性の良い外壁材を選ぶのがおすすめです。
注文住宅の失敗例3. トイレに座りながらカギがかけにくい
「トイレが狭くて扉の開け閉めがしづらい」というケースは多いですが、このご夫婦の場合は、正反対の悩みです。
「トイレの間取りを少し大きくしすぎたため、便器からドアまでの距離が遠くなってカギをかけにくくなったのが後悔ポイントです」と奥さまは話します。
トイレに入ってすぐにカギをかける方もいると思いますが、トイレに座ってからカギをかける場合、距離が離れすぎていると、カギを閉めるときに中腰の体勢になります。
中腰の体勢は腰に負担がかかるため、実際に以下のポイントを考慮してトイレの広さを決めましょう。
- 便座に座ったままでも無理なくカギをかけられる距離にする
- 用を足す際に扉の圧迫感がない距離にする
理想の距離は50センチくらいと言われていますので、ハウスメーカーと入念な打ち合わせを行いましょう。