ソフトバンクの当第1四半期連結業績
ソフトバンクの売上高
1Q売上高は、全セグメントで増収となり、前年同期比+5.0%の1兆4297億円となった。
同社売上高の98.6%を占めるコンシューマ事業は、前年同期比+5.0%の増収となった。2021年春に実施した通信料値下げによりモバイル売上が減少した一方で、スマートフォンなどの販売単価増加により物販等売上が増加したことによる。
ファイナンス事業は、2022年10月に子会社化したPayPay株式会社の影響などにより前年同期比+184.8%という大幅な増収となっている。
また、ディストリビューション事業は、ICT(情報通信技術)関連の商材およびサブスクリプションサービスの堅調増加などにより前年同期比+15.7%の増収であった。
ソフトバンクの営業利益
1Q営業利益は、前年同期比+2.1%の2463億円であった。
メディア・EC事業が、LINE株式会社のAIカンパニー事業における事業譲渡益の計上などにより前年同期比+30.8%の増益となり営業利益(=セグメント利益)562億円を計上したことが大きく影響した。
ソフトバンクの親会社の所有者に帰属する純利益
1Q親会社の所有者に帰属する純利益は、前年同期比+15.4%の1467億円となった。
Webtoon Entertainment Inc.に対するZホールディングスグループの持分比率変動で発生した持分変動利益の計上、および営業利益が増加したことが主な要因である。