3. 日本郵船の株式投資のトータル・リターンはいくらか
以上、配当金と株主優待のリターンについて振り返ってきました。
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2022年8月23日
- 株式の取得価格:3606円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2023年8月23日
- 1年後の株価の終値:3808円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:+2万200円
そして最後に、トータル・リターンを計算します。
- 配当金のリターン:5万2000円
- 株主優待のリターン:3万5250円
- 株価変動によるリターン:+2万200円
- トータル・リターン(金額ベース):+10万7450円
- トータル・リターン(%ベース):+29.8%
トータル・リターンは金額ベースで+10万7450円でした。
4. 日本郵船の配当金の推移を確認
日本郵船の株式の年間リターンは+29.8%でした。
一方で、日本郵船は2024年3月期の配当金予想を中間で60円、期末で70円、年間で130円としています。
最後に日本郵船の配当推移を確認しましょう。
配当金・株主優待・株価とそれぞれ分解して株式のリターンを確認すると、どの要素がリターンに影響を与えているか一目瞭然となります。
配当金や株主優待を目的に長期視点で投資した場合でも、株価水準を確認して、株式全体としてのリターンも把握しておきましょう。
参考資料
石井 僚一