「業界で苦しい企業も数多くある中、当社に入社したいという電機メーカー出身者の面接は日常茶飯事です。ただ、中には自分がいた企業の悪口を言う人がいます。そういう人物は、仮に当社に入社してもやめるときに同じ態度を取るのだろうと、どんなに優秀な人でも採用する気が一瞬で失せますね。なんでそんな基本的なことに気づかないのか不思議になります」

電機メーカーでは、業績悪化や粉飾決算などで会社都合による退職を余儀なくされた人も多かったことでしょう。そうした場合は、やめていった人から見ればとても円満退社と呼べる状況でないことは明らかですが、これから入社したい企業の面接で前職の悪口を言うのは厳禁のようです。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。「立つ鳥跡を濁さず」とはよく言ったもので、自分が新しい挑戦をしたい、またせざるを得なくなった時には、残された人に敬意を払いつつ、新しい職場では気持ちを切り替えたうえで過去の経験を最大限に活用するのが自分にとって最終的にはメリットが多そうです。あなたの退職時はどうだったでしょうか。

LIMO編集部