三菱自動車「新型デリカミニ」の特徴
両車ともスーパーハイトワゴンの良さを兼ね備えており、高い実用性を持っています。同じような仕様に見えますが、それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
デリカミニがベースとなるeKスペースと異なるのは、デザインだけではありません。
15インチ※の大径タイヤの採用と専用チューニングされたショックアブソーバーにより、路面をしっかりと捉えながら車内には振動を伝えにくい設定とすることで、未舗装路での安定性と快適性を高めています(※T Gグレードの2WDは14インチ)。
また、滑りやすい路面でもグリップしている駆動輪を確保することで発進をサポートする、グリップコントロール、急な下り坂や滑りやすい路面を下る際、電子制御により車速を抑えて走行することができるヒルディセントコントロールが標準装備されています。
このように気合いの入ったSUVテイストが、eKスペースや他のスーパーハイトワゴンと差別化しています。
さらに、簡単に汚れをふき取ることができる素材のラゲッジボードと後席シートバックによってアウトドア用品などを気にせず積むことができます。
スズキスペーシアギアの特徴
スペーシアギアはベースのスペーシアと、タイヤサイズや足回りなどに変更点はありません。あくまでSUVのイメージと機能性に特化しています。
そのかわり、スーパーハイトワゴンとしての使い勝手や低燃費性能をベース車と変わらず備えています。
しかし、そのこだわりはインテリアにもあらわれており、カーキステッチが印象的なシートは、全席撥水加工仕様で水に濡れてもサッと拭き取れます。
また、シート背面と荷室フロアは汚れに強い防汚仕様なので拭き取りやすくなっています。
スペーシアギアでは物足りないなと思うSUVファンには、ハスラーという元祖SUVテイストのハイトワゴンがあります。