【製造業界の最新給料事情】 男性は30歳代以降も安定して賃金が上昇
30歳代の賃金は30~34歳が26万1100円、男性だけだと27万3300円、女性だけだと22万3700円。35~39歳が29万5300円、男性だけだと31万1200円、女性だけだと23万8500円という結果でした。
他産業と比較すると製造業の賃金は、男性の場合、20歳代は低いものの、30歳代から50歳代まではほとんど変わらないペースで賃金が上昇。賃金の上昇が鈍化する運輸業・郵送業・サービス業を30歳代で上回っています。
女性の場合、30歳代ではまだ他産業より水準は低く、40歳代で運輸業・郵送業・サービス業などと肉薄するようになります。また、ピークが45~49歳と早いことも特徴となっています。
※「令和4年賃金構造基本統計調査」における賃金は、調査実施年6月分の平均所定給与額を指します。現金給与額から超過労働給与額を差し引き、所得税等を控除する前の額です。
参考資料
大蔵 大輔
執筆者
1990年生まれ。福岡県福岡市出身。明治大学文学部史学地理学科卒。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。モニクルリサーチ入社前は株式会社BCNで、デジタル生活を応援するランキング情報誌「BCNランキング」、流通業界特化の専門紙「BCN RETAIL REVIEW」、家電・グルメ・マネー・ヘルスケア・ライフスタイルの最新トレンドを発信するニュースサイト「BCN+R」、法人向けIT業界特化の専門紙「週刊BCN」などの媒体で編集・記者として10年間活動。業界のキーパーソンを数多く取材し、1000本以上の記事を執筆する。
専門領域は家電全般、テクノロジー、ポイ活。家電やテクノロジーの分野では、定量的なデータに基づく正確な市場分析とユーザー目線の忖度のないレビューを得意とする。ポイ活の分野では、関係者への取材と実践を通して得た知識をもとに、消費者に利便性を分かりやすく伝える記事を多数執筆。セミナーや座談会のモデレーターも務める。
最終更新日:2025/04/01