【製造業界の最新給料事情】 男性は30歳代以降も安定して賃金が上昇

30歳代の賃金は30~34歳が26万1100円、男性だけだと27万3300円、女性だけだと22万3700円。35~39歳が29万5300円、男性だけだと31万1200円、女性だけだと23万8500円という結果でした。

他産業と比較すると製造業の賃金は、男性の場合、20歳代は低いものの、30歳代から50歳代まではほとんど変わらないペースで賃金が上昇。賃金の上昇が鈍化する運輸業・郵送業・サービス業を30歳代で上回っています。

女性の場合、30歳代ではまだ他産業より水準は低く、40歳代で運輸業・郵送業・サービス業などと肉薄するようになります。また、ピークが45~49歳と早いことも特徴となっています。

※「令和4年賃金構造基本統計調査」における賃金は、調査実施年6月分の平均所定給与額を指します。現金給与額から超過労働給与額を差し引き、所得税等を控除する前の額です。

参考資料

大蔵 大輔