帝国データバンクは、2023年6月30日に「食品主要195社」価格改定動向調査を実施し公表しました。

7月は3566品目の値上げが予定されており、パンが一斉に値上げする見通しです。

しかし、生活が圧迫される状況に陥る原因は、支出の高騰だけではありません。

手取りが増えず、社会保険料の負担が増えている点も要因に考えられます。

今回は、平均年収と社会保険料について解説します。

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平均年収の推移

国税庁が調査している「民間給与実態統計調査」によると、2021年の平均給与は443万円でした。

ピーク時だった1997年の467万円から約20万円少ない状況で、手取り収入も減少していると考えられるでしょう。

そのため、生活に回せる費用自体が少ない状況だといえます。

さらに生活を圧迫しているのが「社会保険料の負担増」です。社会保険料の負担について、推移を詳しく見ていきましょう。