【医療・福祉業界の最新給料事情】女性比率の高さが賃金の平均値に影響

同調査では産業別の賃金についても発表しています。今回は「医療・福祉業界」に従事する20歳代の賃金にフォーカスを当てます。

まず、医療・福祉業界(男女・全年齢)の平均賃金は29万6700円で、全産業平均より1万5100円低くなっています。男性だけでみると35万8200円で男性の全産業平均より1万6200円プラス、女性だけでみると27万1000円で女性の全産業平均より1万2100円プラスでした。

医療・福祉業界は全産業の中でも特に女性比率が高い業界であるため、性別ごとの賃金は全産業平均以上でも男女合計の賃金では全体平均を下回るという現象が発生しています。

前年比は男女合計で1.7%増と全産業平均の1.4%増を上回っています。男性だけだと0.8%増、女性だけだと2.4%増で、賃金の伸びは男性が全産業平均(男性)以下、女性が全産業平均(女性)以上となっています。