LIMOが2022年8月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年8月11日)
夏休みに家族そろって旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
暑い時期にしばらく家を留守にするとき、大切に育てている植物の水やりに悩んだことはありませんか。
そこで今回は留守中でも水やりできる方法を紹介します。暑さや乾燥に強いオススメの植物も見ていきましょう。
1. 留守中の水やり方法
1.1 出かける前にたっぷり水やりする
1~2泊程度の短い旅行なら、出掛ける数日前からこまめに水やりしておき、最後は出発直前にたっぷり水やりしてあげれば大丈夫。
鉢植えは日陰に移動したり、玄関や室内に取り込んだりしておくとよいでしょう。庭植えには遮光ネットやよしずをかけておくと安心です。
1.2 給水器を土に差し込む
給水器を土に差し込んでおくと、少しずつ水が染み出て自然な水やりができます。給水器は園芸店などで購入できます。
100均ショップなどで給水キャップが販売されているので、ペットボトルに装着して利用するのもオススメです。
1.3 底面給水を利用する
鉢植え植物の場合は、鉢皿に水をためて底面給水を利用する方法も。ただし気温が高いと水の温度が高温になるので、暑さや蒸れに弱い植物には向いていません。
二重底になっていて底面給水式の鉢も市販されています。
1.4 毛細管現象を利用する
「毛細管現象」とは、液体に入れた細い管に液がジワジワと浸透していく現象。この現象を利用したのが、水を入れた容器に布やヒモを入れ、もう一方を土の中に差して給水する方法です。
留守にする日数に合わせて容器の大きさを決めましょう。専用の吸水ヒモも市販されています。旅行前に一度テストとして使用し、水の吸い上げ方や必要な水の量を確認しておくのがオススメです。
1.5 園芸用保水材を利用する
土に混ぜて水分量を保てる園芸用保水材も市販されています。保水材は液状、粒状、ゲル状とさまざま。それぞれ特徴や用途が異なるので、庭の環境に合ったタイプを選びましょう。
1.6 タイマー付きの散水機をセットする
広い庭に多くの植物を育てている場合、または長期間留守にするような場合は、タイマー付きの散水機をセットしておくと安心です。乾電池やソーラーパネル式もあり、電源がない庭にも対応できます。
1.7 知人や代行サービス会社に頼む
家族や友人、ご近所の方に水やりを頼むと、庭の状況を見ながら確実に水やりしてもらえます。
留守中のお世話してもらうことに気をつかうという場合は、代行サービス会社に水やりを依頼するのもひとつの方法です。
作業代のほかに出張費も加算されることが多いので、見積もりを取って料金を確認しておきましょう。