1. あこがれの「富裕層」その定義と数はどのくらい?

「富裕層」のようにお金があれば、好きなことができ、好きなものをたくさん購入することができるように思えます。

そんな富裕層の定義について、より詳しく確認していきましょう。

出所:「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」

  • 超富裕層(5億円以上):9万世帯(約0.2%)
  • 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯(約2.6%)
  • 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯(約6%)
  • アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯(約13%)
  • マス層(3000万円未満):4213万2000世帯(約78%)

野村総合研究所が発表した「日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」では、純金融資産保有額が1億円以上の世帯を「富裕層」、5億円以上の世帯を「超富裕層」と定義しています。

資産1億円以上の「富裕層・超富裕層」は合計で148万5000世帯もあります。

これは全体の約2.9%であり、100人に約3人は富裕層ということがわかります。

また、富裕層は2011年から年々上昇傾向にあります。

出所:「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」

富裕層の数が上昇傾向にある要因としては、保有資産の資産価値の上昇によるところが考えられます。

準富裕層が富裕層に、富裕層が超富裕層に、と階層がアップしているということです。

保有している株や投資信託などの運用成績が好調で、資産が増えているため、このように上昇傾向が続いていると考えられます。

「もともとお金持ちだから投資ができる」という意見もありますが、コツコツとお金を貯めて富裕層やセレブの仲間入りとなった方も中にはいます。

筆者がお会いしてきた方の中にも、貯金を続けて富裕層になった方もいらっしゃいました。

資産を着実に増やしていくことで富裕層になるのは夢ではありません。

では、そんな夢を実現するために、富裕層の方々が自然と「お金に愛される」3つの習慣についてご紹介します。

2. 【富裕層の習慣1】無駄な固定費・手数料は見直す

TimeImage Production/shutterstock.com

ここからは、金融機関で勤めてきた筆者の経験を元に、富裕層の方たちに共通する習慣を3つご紹介します。

1つ目のポイントは固定費と手数料です。

お金に愛される富裕層の方々は、よほどのことがない限り「無駄な固定費や手数料」にお金を使いません。

銀行から現金を引き出すときにかかるATM手数料や光熱費、携帯、サブスクリプションや保険などの細かい手数料でさえ、大雑把に勘定せず「いかに減らすか」と考えています。

お金があるとはいえ、たとえ100円であっても「無駄」なものにはお金をだしません。

お金に余裕がある富裕層には影響がないようにも思えますが、無駄な手数料や固定費を削減する習慣こそが富裕層への第一歩といえるでしょう。

3. 【富裕層の習慣2】普段の生活費を抑える

maroke/shutterstock.com

2つ目のポイントは、富裕層の方々は普段の生活費を抑える努力をしています。

富裕層の方々が食料品や生活必需品を購入する時は、スーパーマーケットを利用することがほとんどです。

現在の日本にはコンビニエンスストアがあちこちにあり、一般的なものであればすぐ購入できます。

ですが、皆さんもご存知の通り、スーパーマーケットと値段を比べると高価です。

例えば、お水のペットボトル(500ml)でもコンビニエンスストアとスーパーマーケットでは40円以上も価格が変わることがあります。

富裕層の方々は、同じ商品でも安い値段で購入出来るほうで購入するような習慣が身についています。