2. 「インデックス投資信託」とは?
インデックス投資信託とは、特定の株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する投資成果を目指す投資信託を指します。
【代表的なベンチマーク(指標)】
- 日本株式:TOPIXや日経平均
- 米国株式:NYダウ
- 世界株式:MSCI指数
対してベンチマークを上回る運用成績を目指すものを「アクティブ投資信託」といいます。
アクティブ投資信託は積極的に利益を狙う性格上、インデックス投資信託よりもリスクや手数料がやや高めに設定されています。
対象商品が8本と圧倒的に少ないETFにも触れておきましょう。
ETFはインデックス投資信託と同じようにベンチマークに連動した値動きを目指す投資信託です。「ETF」として上場しており、個別株式のように取引所を通じて売買できるのが大きな特徴です。
ETFは投資信託の中で総じて手数料が低いことが魅力の一つとなっています。しかし、つみたてNISAの対象商品は、購入手数料は無料(ノーロード)、信託報酬も低く抑えられているため、「つみたてNISA」の枠を利用してETFへ投資するメリットはやや薄まっているといえるでしょう。
3. 「インデックス投資信託」選ぶ際の注意点
値動きの指標が同じであれば、どの銘柄を選んでも大した違いはないのでは?と思いがちですが、おさえておきたいポイントがいくつかあります。
インデックス投資信託を選ぶ際の注意点とともにみていきましょう。
3.1 「インデックス投資信託」ポイント①投資対象をきちんと知る
まずは、どの「資産」(株式、債券、不動産、商品など)、どの「地域」(日本、米国、欧州、アジアなど)に投資をするのかを理解して、投資信託を選ぶことが大切です。
海外資産に投資しているものであれば、為替変動リスクも加わります。自分が投資しようとするもののベンチマーク(指標)は何なのか、最低限理解しましょう。