最新の国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の選択理由となった理由は「住宅のデザインが気に入ったから」が 62.2%、「高気密・高断熱住宅だから」が60.1%となりました。

この結果から、建物のデザインや性能にこだわった注文住宅を検討している方が多いのが分かります。

しかし、性能や品質にこだわりすぎて生活にストレスを感じる方も多くいます。

今回紹介する50代のご夫婦もその一人です。

仕事を早期退職したあと、自分たちのセカンドライフのために2600万円の新築住宅を大阪に建てました。しかし実際に生活してみたら、生活に不便な後悔ポイントをいくつか発見したそうです。

そこでこの記事では、50代夫婦が建物の「性能」や「品質」にこだわりすぎて後悔した、7つのポイントをそれぞれ詳しく解説します。

これから、性能や品質にこだわった注文住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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注文住宅の後悔ポイント1. 玄関が狭すぎる

まずご夫婦が後悔した場所が「玄関」です。

「家の性能や品質にこだわりすぎて、玄関のことはあまり考えていませんでした。やはり玄関はある程度広くないと、使い勝手が悪いだけでなく、見栄えも悪いと感じました」とご夫婦は話します。

玄関は家の「顏」なので、家全体の印象に影響すると言えます。

さらに玄関スペースでは、靴を脱いだり履いたりする以外にも、宅配便や郵便の受け取りなどを行います。

そのため、玄関が狭すぎると不便です。