2.1 「厚生年金」受給額の分布(男女計)

1万円未満:9万9642人
1万円以上~2万円未満:2万1099人
2万円以上~3万円未満:5万6394人
3万円以上~4万円未満:10万364人
4万円以上~5万円未満:11万1076人
5万円以上~6万円未満:16万3877人
6万円以上~7万円未満:41万6310人
7万円以上~8万円未満:70万7600人
8万円以上~9万円未満:93万7890人
9万円以上~10万円未満:113万5527人
10万円以上~11万円未満:113万5983人
11万円以上~12万円未満:103万7483人
12万円以上~13万円未満:94万5237人
13万円以上~14万円未満:91万8753人
14万円以上~15万円未満:93万9100人
15万円以上~16万円未満:97万1605人
16万円以上~17万円未満:101万5909人
17万円以上~18万円未満:104万2396人
18万円以上~19万円未満:100万5506人
19万円以上~20万円未満:91万7100人
20万円以上~21万円未満:77万5394人
21万円以上~22万円未満:59万3908人
22万円以上~23万円未満:40万9231人
23万円以上~24万円未満:27万4250人
24万円以上~25万円未満:18万1775人
25万円以上~26万円未満:11万4222人
26万円以上~27万円未満:6万8976人
27万円以上~28万円未満:3万9784人
28万円以上~29万円未満:1万9866人
29万円以上~30万円未満:9372人
30万円以上~:1万4816人
※国民年金部分を含む

2.2 厚生年金「月額18万円」以上の割合

厚生年金受給者1618万445人のうち、「月額18万円」以上は442万4200人。

割合にして27.3%のみです。

男性は39.4%ですが、女性はたった2.9%しかいません。

高卒の初任給レベルの年金を受け取るのは、なかなか大変なことがわかります。

さらに厚生年金や国民年金からは、税金や保険料が天引きされることがあります。これを特別徴収と言います。

3. 厚生年金220万円から天引きされるお金

年金から天引きされるお金を見ていきましょう。

3.1 年金から天引きされるお金1. 個人住民税

前年中の所得に対してかかる住民税は、原則として年金から天引きされます。

ただし年金額が一定に満たなければ非課税となり、支払い義務がないケースもあります。

3.2 年金から天引きされるお金2. 所得税および復興特別所得税

年金額が一定以上になると、所得税もかかります。公的年金は雑所得となり、65歳未満なら108万円、65歳以上なら158万円を超えると課税されます。

また「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法(平成23年法律117号)」により、所得税の源泉徴収の際に復興特別所得税もかかります。

ただし、障害年金や遺族年金を受給する場合は非課税です。

3.3 年金から天引きされるお金3. 介護保険料

40歳~65歳までは健康保険料に含んだ形で納める介護保険料ですが、65歳になると単独で支払うことになります。

年金の年額が18万円以上の場合、年金からの天引きで納めます。

3.4 年金から天引きされるお金4. 健康保険料

国民健康保険や後期高齢者医療などの健康保険料も、要件を満たす場合は年金から天引きされます。

これらの天引きされるお金のうち、「後期高齢の保険料」がどれだけ天引きされるのかシミュレーションしてみましょう。