日本特有の梅雨は庭の草花にトラブルが多発するシーズン。雨がシトシト降り続き気温が上がって蒸し暑くなると、庭に出てガーデニングしようという気持ちも萎えてしまいがちです。
時間にゆとりができ、これからガーデニングを始めたいという方への「60代から始めるガーデニング」。今回は梅雨の季節にやっておきたい雨対策や、雨が似合うおすすめの草花を紹介します。
梅雨時期のお手入れ〈5つのポイント〉
〈ポイント1〉水を与え過ぎない
梅雨の間は水やりを控えめにしましょう。梅雨の晴れ間に土の表面は乾いていても、地中は湿ったままかもしれません。水分を与え過ぎるといつまでも土が乾かず、根腐れの原因に。
土の状態をよく見てから、必要に応じて水やりするのがオススメです。
〈ポイント2〉風通しをよくする
高温多湿の梅雨時期は株が蒸れやすくなります。ジメジメしていると病気が発生しやすくなるので、茂った葉や茎は間引きして風通しをよくしてあげましょう。
伸び過ぎた枝を切り戻したり、地面近くの葉を取り除いたりするのも効果的です。鉢植えは鉢の下にレンガなどを敷くと、鉢底の通気性がよくなります。
〈ポイント3〉花ガラや枯れた葉を摘む
咲き終わった花や古くなった葉をそのままにしておくと、雨でヌルヌルになって腐ってしまうことも。花ガラ摘みや葉かきをこまめにおこなって、元気な花や葉だけを残しておくとよいでしょう。
〈ポイント4〉支柱を立てる
近年では梅雨時期に台風が発生することもあり、局地的に豪雨や強風の被害が出る可能性が高まっています。背丈が高い植物が倒れてしまわないように、支柱を立てて支えてあげると安心。
暴風雨の中での支柱立ては、大変なだけでなく危険も伴います。天気予報をチェックして早めに対処しておきましょう。
〈ポイント5〉草抜きする
雑草が生えていると土が乾きにくく、風通しも悪くなります。梅雨時期は庭に出る機会が減ってしまうため、気がついたら草が庭一面に生えていることも。
ときどき庭に出て、雨で土が柔らかくなっている間に草抜きしましょう。