「都内の住宅地でこのような場所は珍しい」
いこ~さんに日野市を訪れたきっかけを伺ってみると、「フォロワーさんのツイートで、日野市が古くからの用水路や湧水が残り、また保全されている町だと知って、一度訪ねてみたいと思っていました」と教えてくれました。
高幡不動駅でレンタサイクルを借りて、まずは日野市の豊田方面へ。「黒川」という川をたどって水源の湧水(黒川清流公園)に立ち寄り、その後に「中央図書館下湧水」を経て住宅街の水路を見つけたそうです。
その時の心境として「それぞれの湧水自体もすばらしいものでしたが、住宅街の側溝のような場所に美しい水草の繁茂する水路があって感動しました。」と明かしてくれました。
いこ~さんは各地の水路を巡っていますが、「都内の住宅地でこのような場所は珍しいと思います」とのこと。ただ、都市化や開発でかなり減っているものの、湧水が残っているところは意外にあるそうです。
掘り下げるほど興味深い湧水の世界
地中から澄んだ水が湧き出る風景は、見る人の心を癒しますよね。
いこ~さんは、それに加えて「どんなメカニズムや場所で湧き出すのかというのが興味深いですし、湧水が人の生活とどのように関わってきたか、利用されてきたかを知り、その様子や痕跡を探すのが楽しいです」と教えてくれました。
レンタサイクルで日野市を巡った後、高幡不動駅に戻る途中には豊田用水沿いに水車の跡を見つけたのだそう。昔の名残を探しながら街を巡るのは、なんだかロマンがありますね。
いかがでしたでしょうか。今回はネットで話題になっている日野市の水路について紹介しました。いこ~さんはこの投稿の他にも湧水にまつわる写真を数多く投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
成瀬 亜希子