ボーナスの使い道は「預金・貯金」が最多
フリーウェイジャパンの同調査によると、ボーナスの使い道は「預金・貯金」が最多の40.0%となりました。
昨年に比べると預貯金に回す割合は12.1%減少しているようですが、「生活費」が20.0%、「借金・ローンなどの返済」が13.3%と続いており、娯楽に回す家庭は少数派のようです。
住宅ローンを「ボーナス払い」にしている家庭もあり、ボーナス込みで家計管理を行っている家庭もあるとうかがえます。
ボーナスの全体平均は44万円前後ですが、実際には「10万円~20万円」「50万円~60万円」が多いことから見ても、実態は大きくばらけているようです。
ボーナスが必ず出るという業界でない限り、ボーナスありきの家計管理は見直すことが必要かもしれません。
夏のボーナス!引かれるお金や使い道も意識を
年に2回のボーナスの時期は、いつもより収入が増えて気持ちが晴れやかになるものです。
ただし、支給予定の中小企業・零細企業は31.3%にまで減少するなど、厳しい現実も浮き彫りとなりました。
ボーナスが支給されても、給与と同じように税金や社会保険料が天引きされるため、手取り額が低くなる点にも注意が必要です。
家計の足しになる大事なボーナスですので、長期的な視点で使い道や貯蓄割合等を計画したいですね。
参考資料
- 厚生労働省「労働統計要覧 産業別夏季及び年末賞与」
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 株式会社フリーウェイジャパン「【中小・零細企業を対象とした実態調査】中小企業/零細企業の従業員・代表取締役255人を対象「2023年度 夏のボーナス実態調査を実施」」
太田 彩子