【イタリアの意外な習慣3】大都市と田舎では生活のリズムが違う!
「イタリアをはじめとする南欧諸国には昼寝の習慣がある」。これはよく耳にするイタリアの習慣です。午後のお休みの習慣は、実はローマやミラノなどの大都市ではかなり廃れつつあります。
観光客が多い町では、朝から夜までノンストップで営業するお店が大半なので心配はありません。一方、郊外の小さな町に出かけると、午後のお休みの習慣はまだまだ根強く残っています。
つまりイタリアのランチタイムである13時ごろにお店はクローズ、午後の16時ごろまで開きません。
昼食後の眠たくなる時間は仕事を休むというイタリアのこの習慣、実はとても合理的でサステナビリティの概念にも合致しているのかもしれません。
【イタリアの意外な習慣4】イタリアでは水事情が特殊!
日本でも水を買うという習慣は一般化しましたが、イタリアではレストランでも水は無料ではありません。水道水などの無料の水が提供されることはほぼ皆無で、ボトルの水を注文しないと運ばれてこないのです。
また海外で生水を飲むのは危険というイメージがありますが、イタリア人はごく気軽に、町のあちこちにある水飲み場で水を調達します。
エスプレッソコーヒーはこの水で入れるのが一番おいしいといわれているため、大きなボトルに水飲み場の水を入れて持ち帰る人の姿もちらほら。
古代ローマ時代から水道橋が発達し、豊かな水を享受してきたイタリア人は、こうした公共の水を飲むことにも抵抗がないようです。むしろ水道水よりもミネラルたっぷり、おいしいお水として愛飲している人も多いのです。