2.【富裕層の倹約ポイント】
筆者が見てきた富裕層の方たちがどのような「倹約」を行っていたのか。経験を踏まえて3つお伝えしていきます。
2.1【富裕層の倹約ポイント】①年会費や手数料
富裕層といえば、ハイステータスなクレジットカードを所有しているイメージがあるかもしれません。しかし、実際に筆者が出会ってきた富裕層の方々は、実は年会費無料のクレジットカードを利用されていた方も多かったように思います。
年会費のかかるクレジットカードには、さまざまなサービスが付帯しています。しかし、あまり利用する機会のないサービスもありますよね。そういったサービスが本当に必要かどうかをしっかり見極めているようでした。
また、ATM手数料も同じです。土日でも気軽にお金を引き出せる時代ですが、手数料がかかるコンビニATMにわざわざいくことはないのです。
2.2【富裕層の倹約ポイント】②コンビニよりもスーパー
利便性が高く、品揃えが良いコンビニ。ついつい立ち寄っては、必要のないものまでなんとなく買ってしまいがちです。
便利である一方で、スーパーやドラッグストアと比べるとモノの値段は少々高めになっています。「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、数十円高いだけと思って買い続けたら、最終的には大きな出費となるでしょう。
2.3【富裕層の倹約ポイント】③日常の洋服代
筆者はとある「超富裕層」が着ていらっしゃった洋服について、「もしかしてファストファッションブランドですか?」と尋ねたことがあります。
予想通りだったわけですが、あまりにも雰囲気が素敵だったため、もしかして似たような高級ブランドなのかなと思ったのです。
ブランドにこだわらず、費用対効果を自然に考えた結果なのでしょう。TPOに合わせることはもちろんですが、無理して自分を着飾らなくてもよいのだなと思ったものです。
3. お金に関するマイルールがある富裕層
今回は、筆者が見てきた富裕層に共通するポイントをみてきました。冒頭でお伝えしたとおり、基本的に「低支出」であることがわかります。
もちろん、豪快にお金を使う場面もあるでしょう。しかし、自分の判断基準が明確であり、無駄なものには出費しないという考えがあったように思います。
「年収を上げて、お金持ちになる」と意気込んでも、その分、生活水準があがって支出が増えれば、いつまでたってもお金は貯まらず富裕層の仲間入りも遠のくばかりです。
何気なく買い物をする時でも、一旦立ち止まって「本当に必要か」と考えてみましょう。そこで立ち止まって使わなかったお金が、将来の価値を生むことができるかもしれませんね。
参考資料
田中 友梨