●木造住宅のデメリット3つ
次に木造住宅のデメリットを紹介します。
- 耐震性が低い
木造住宅は一般的に他の構造の家と比較して、耐震性が低くなる傾向があります。
したがって木造住宅を建てる際には耐震性を高めるための構造上の工夫が不可欠で、間取りや開口部の大きさなどに制約を受けることがあります。
ただし建築基準法の新耐震基準をもとに建築された家であれば、それほど耐震性に不安を抱える必要はありません。
- 防音性が低い
木造住宅は木材の性質上、遮音性能が低く、音を通しやすいのがデメリットとなります。
- 品質にバラツキが生じやすい
木材は自然素材であるために、品質のバラツキが発生しやすくなります。
また職人の技量によっても仕上がりの状態が左右されることが多いといえます。
鉄骨造住宅の特徴
鉄骨造住宅とは、柱や梁などの主要構造部に鉄骨を使用した住宅のことをいいます。
また鉄骨造には厚さ6mm以上の鋼材を使用した重量鉄骨造と厚さ6mm未満の鋼材を使用した軽量鉄骨造の2種類がありますが、一戸建て住宅の場合には軽量鉄骨造で建てられるのが一般的です。
●鉄骨造住宅のメリット3つ
鉄骨造住宅には次のようなメリットがあります。
- 間取りの自由度が高い
鉄骨は木材よりも強度が高く柱と柱の間を大きく開けることができるので、広々とした空間や大きな開口部を確保することが可能になり、間取りの自由度が高いといえます。
- 耐震性が高い
鉄骨造の建物は、鋼材の「しなり、ねばり」によって地震に耐える構造になっているため、地震のエネルギーを吸収し、倒壊しにくいといえます。
- 品質が安定している
鉄骨造の住宅に使用される主要な部材は工場で加工されるので、品質が安定しやすいのがメリットです。