60歳代の電気代節約方法4選
では、具体的に、老後の生活においてどのようにしたら電気代を節約することができるのか、その方法を見ていきましょう。
- 電力会社の見直し
- 在宅時間を減らす
- こまめに電気を消す
- 空調を適切に使う
1.電力会社の見直し
仕事を退職するなどして、生活スタイルが変化した方は電力会社の見直しを行ってみましょう。
たとえば、今まで夜の電気代が安く、昼間の電気代が高い「時間帯別プラン」を利用していた方は、在宅時間が増えた老後の生活においては、電力会社や契約プランを見直しした方がよいケースがあります。
また、電力会社によっては、ガスと一緒にするとお得になったり、毎月ポイントが貯まったりと様々なサービスを行っているので、退職で生活スタイルが変化した方は、電力会社の再検討を行ってみましょう。
2.在宅時間を減らす
家にいる時間が長いと、ついついテレビやパソコンを付けてしまったり、空調を使いすぎてしまったりと電気代が上がる傾向にあります。
家に引きこもりがちにならないように外に出かけましょう。図書館や公民館などの無料施設を活用して、読書や趣味の時間を過ごすと、生活にメリハリがうまれ、家の電気代を下げることにもつながります。
3.こまめに電気を消す
昼間の明るい時間帯は室内灯を消したり、見ていないテレビは消したりと、こまめに電気をけすようにしましょう。こまめに電気を消すことも日々積み重なれば、しっかりと節約につながります。
4.空調を適切に使う
夏はエアコンの使用料が気になりますね。暑くても我慢して、少しでも電気代を節約しようと考える方もいるかもしれません。
しかし、日本の夏はとても暑く、エアコンを使わずに家で過ごしていると熱中症になってしまうリスクがあります。特に高齢者の方の場合、体温の調整機能が低下しているなどで、暑さを感じにくい方もいるようです。
27〜28度など適切な温度設定でエアコンを使用することが大切です。まずは、健康な身体を最優先にして、それ以外のところでお金を上手に節約していきましょう。
まとめにかえて
世界的なエネルギー価格の高騰は、私たちの生活に大きな影響を与えています。今後、さらに大幅に電気代が上がる可能性もあるので、できる範囲でしっかり節約していくことが大切ですね。
今回ご紹介した内容をぜひ参考にしながら、みなさんの家庭の電気代をチェックし、電気の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 経済産業省 資源エネルギー庁「「電気料金の改定について(2023年6月実施)」
- 総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次2022年」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」
下中英恵FP事務所 下中 英恵