2023年5月8日、外務省は新型コロナウイルスにかかる感染症危険情報について、世界の感染状況が改善していると判断し、全世界に発出していた「レベル1(十分注意してください)」を解除しました。

このニュースを受けて、「この夏こそは海外旅行に行きたい!」と思っている方も増えているのではないでしょうか。

今回は日本人に人気の旅行先・フランスの渡航情報をまとめましたので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

【フランスの渡航情報】フランス入国時

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フランスへの観光目的の入国は、90日間以内であれば査証(ビザ)は不要です。パスポートのみでOKですが、有効期限がフランス出国予定日より90日以上あることを確認してください。

2022年8月1日以降、これまでフランスへの渡航者に適用されていた新型コロナウイルスに関する水際措置は撤廃されました。2023年5月30日現在は、ワクチン接種証明書、PCR検査の陰性証明書、衛生パスの提出は必要ありません。

新型コロナウイルス以外の突然の事故や病気に備えるためにも、海外旅行保険の加入を強くおすすめします。旅先の安全情報を収集するため、外務省の「たびレジ」に登録しておきましょう。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須(出国時に90日以上)
  • 査証(ビザ):不要(滞在期間90日まで)
  • 航空券:必須
  • ワクチン接種証明書:不要
  • 陰性証明書:不要
  • 衛生パス:不要
  • 海外旅行保険:推奨
  • たびレジ:推奨

【フランスの渡航情報】フランス滞在中

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2023年5月30日現在、フランスでは入国後のPCR検査や隔離を行っていません。屋内のマスク着用義務はなくなりましたが、混雑する場所など状況に応じてのマスク着用を推奨しています。

フランスで新型コロナウイルスの陽性反応が出た場合、ワクチン接種者は丸7日間の隔離が必要です。5日目に抗原検査またはRT-PCRを受けて、検査結果が陰性かつ48時間以上前から症状がなければ、隔離が解除されます。

ワクチン未接種者は丸10日間の隔離が必要です。7日目に抗原検査またはRT-PCRを受けて、検査結果が陰性かつ48時間以上前から症状がなければ、隔離が解除されます。陽性の場合は10日目まで隔離を続けることになります。

滞在情報

  • 入国後のPCR検査:不要
  • 入国後の隔離:なし
  • マスク着用:混雑する場所などで推奨
  • 陽性になった場合:ワクチン接種者は7日間、未接種者は10日間の自己隔離

【フランスの渡航情報】日本入国時

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2023年4月29日以降、日本入国時に「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」および「ワクチンの接種証明書(3回)」の提出は不要となりました。

空港の検査で陽性反応が出た場合は、指定の宿泊療養施設などで療養する必要がありましたが、2023年5月8日以降は、新たな感染症の流入を防ぐ対策として「感染症ゲノムサーベイランス」を開始。

成田や羽田などの主要空港において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施しています。ただし、この解析で陽性になったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。

また、「Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)」に登録しておくと、混雑しがちな入国審査や税関申告を、ウェブ上でスムーズに行うことができます。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須
  • 航空券:必須
  • 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書:不要
  • ワクチンの接種証明書(3回):不要
  • Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス):推奨

【フランスの渡航情報】コロナ前とほぼ同様の条件に

今回は、フランスの渡航情報や必要書類などについてご紹介しました。2023年5月30日現在は、コロナ前とほぼ同様の条件で渡航できるようになったため、フランスへ行くハードルがだいぶ下がったのではないでしょうか。

なお、渡航情報は予告なく日々更新されるため、記事の内容が変わることがあります。最新の情報につきましては、公式のウェブサイトなどで必ずご確認ください。

参考情報

成瀬 亜希子