春の花もそろそろ終わりを告げ、園芸店には夏の花がたくさん出回るようになりました。

ペチュニアもそのひとつで、夏の暑さに負けず秋まで旺盛に咲き続ける植物。ペチュニアを寄せ植えのメインにすると、こんもりとした花姿をハンギングなどで楽しむことができます。

そこで今回はペチュニアで作る、オシャレな寄せ植えの組み合わせについて紹介します。さっそくみていきましょう。

涼やかでオシャレな寄せ植えを作る3つのポイント

【ポイント1】花色は寒色系カラーで

白いペチュニア  pakn/shutterstock.com

初夏の寄せ植えは、できるだけ涼やかで爽やかな雰囲気がオススメ。そのためには寒色系カラーの花が咲く植物を、できるだけ取り入れてみるようにしましょう。特にホワイトカラーの花は、眩しいくらい夏空によく映えます。

【ポイント2】グリーンカラーは多めに

プミラ  Nahhan/istockphoto.com

ヘデラやプミラ、グレコマ、ワイヤープランツなど、寄せ植えの名脇役のグリーンプランツは、いつもより多めに入れてみると、清々しさが増す寄せ植えになります。

色や形、模様が異なるグリーンプランツを2種類ほど入れると、より華やかな印象になります。

【ポイント3】水やりに注意

せっかく作った寄せ植えがしおれて枯れてしまうのは、もったいないことです。水やりを忘れないようにして、朝夕の涼しい時間帯に水を与えるようにしましょう。

夏の直射日光は大変強く、花や葉を乾燥させることも。土の乾きが早く、しおれることが続くようなら、強い日差しが避けられる、風通しのよい場所に移動させて様子をみましょう。

ペチュニアで作る初夏の寄せ植え!涼やかでオシャレな組み合わせ3選

ダークカラーが大人っぽい!シックな組み合わせ

ペチュニア×ヒューケラ×タイム

シックでオシャレな組み合わせです。ホワイト系のペチュニアを入れて爽やかな雰囲気の寄せ植えを作りましょう。

ヒューケラは銅葉や黒に近いパープルの品種を選ぶと、寄せ植えのアクセントになります。

グリーンプランツには斑入りのタイムがオシャレ。小さな葉が繊細さと爽やかさを演出します。さらにヘデラなどを加えると豪華になります。

ヒューケラ

Maksims Grigorjevs/istockphoto.com

 斑入りのタイム

Nahhana/shutterstock.com

ヒューケラ✕ペチュニア  itasun/istockphoto.com

ヒューケラのカラーに合わせて、ペチュニアの色を選んでみるのもオススメです。ヒューケラが濃いパープルなら、ペチュニアは淡いパープルを選ぶと、センスよく仕上がります。

夏を感じるキュートな組み合わせ

ペチュニア×ジニア×バーベナ

ペチュニアと明るい色合いがオシャレなジニアの組み合わせです。小花が集まって咲くバーベナは、ところどころに植えて、寄せ植えのアクセントにしましょう。

ジニア

Cattlaya Art/shutterstock.com

バーベナ

Martina Unbehauen/istockphoto.com

ベチュニア✕バーベナ  Klever_ok/shutterstock.com

グリーンプランツは植えなくても、ジニアとバーベナの葉がグリーンプランツの代わりをしてくれます。

ペチュニアはアプリコットなどのアンティークカラーがおすすめ。ジニアとバーベナはバニラカラーか淡いイエロー系にすると、ペチュニアのくすんだ花色によく映えます。

意外とオシャレ!ペチュニア同士の組み合わせ

ペチュニア×ペチュニア×ヘデラ

2色のペチュニアの寄せ植えです。初夏のイメージで作るなら、片方にはホワイトを入れてみましょう。

ホワイト&パープルは涼やかなイメージですが、濃いパープルならシックに、淡いパープルだと儚げな雰囲気も演出できます。明るい雰囲気ならホワイト&イエローがおすすめ。ポップな雰囲気で可愛らしいですよ。

ヘデラ

NicoAyut/istockphoto.com

ペチュニア×ペチュニア  leskas/istockphoto.com

組み合わせるヘデラは、葉が細いタイプは避けて、定番のヘデラを使うようにします。グリーンの面積が多くなるとより、清々しく見えます。

ヘデラの変わりに、ツルニチニチソウを入れてみるのもオススメ。ヘデラとツルニチニチソウを一緒に植えると、より華やかな雰囲気になります。

まとめにかえて

今回は、ペチュニアで作る、涼やかでオシャレな寄せ植えの組み合わせについて紹介しました。

グリーンプランツは株を分けて鉢全体に植えるのが最近のスタイルです。全体にまとまりが出てオシャレになりますよ。一部は鉢に垂らしておきましょう。

できたばかりの寄せ植えは、直射日光を避けた涼しい場所で管理します。元気よく生長するようになったら、徐々に本来の生育場所に慣らしていきましょう。

LIMO編集部