2023年5月8日、外務省は新型コロナウイルスにかかる感染症危険情報について、世界の感染状況が改善していると判断し、全世界に発出していた「レベル1(十分注意してください)」を解除しました。

このニュースを受けて、「この夏こそは海外旅行に行きたい!」と思っている方も増えているのではないでしょうか。

今回は、日本人に人気の旅行先・台湾の渡航情報をまとめましたので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

【台湾の渡航情報】台湾入国時

2023年5月17日現在、台湾への観光目的の入国(入境)は、90日間以内であれば査証(ビザ)は不要です。パスポートのみでOKですが、有効期限が帰国日を含めて滞在日数以上あることを確認してください。

これまで入国条件になっていた、ワクチン接種や陰性の証明書などは必要ありません。万が一、台湾で新型コロナウイルスに感染した場合は、関連費用は全て自己負担になりますので、海外旅行保険の加入を強くおすすめします。

また、旅先の安全情報を収集するため、外務省の「たびレジ」に登録しておきましょう。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須(帰国日を含めて滞在日数以上
  • 航空券:必須
  • 査証(ビザ):不要(滞在期間90日まで)
  • ワクチン接種証明書:不要
  • 陰性証明書:不要
  • 海外旅行保険:推奨
  • たびレジ:推奨

【台湾の渡航情報】台湾滞在中

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2023年5月17日現在、台湾は入国後のPCR検査、隔離を撤廃。マスクの着用は個人の判断に委ねています。

台湾では、新型コロナウイルス感染症の水際対策を厳しく行ってきましたが、2022年9月29日に無査証(ビザ不要)での観光渡航が再開されて以降、段階的に対策が緩和されてきました。

また、2023年5月1日には、中央流行疫情指揮センター(CECC)が、新型コロナウイルス感染症の位置付けを、季節性のインフルエンザと同じ「4類」に引き下げています。

滞在中に新型コロナウイルスに感染した場合は、自主隔離となり報告義務はありません。自主隔離については抗原簡易キットで陰性になるか、10日間経過のいずれかで解除されます。

滞在情報

  • 入国後のPCR検査:不要
  • 入国後の隔離:なし
  • マスク着用:個人の判断
  • 陽性になった場合:自主隔離

【台湾の渡航情報】日本入国時

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2023年4月29日以降、日本入国時に「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」および「ワクチンの接種証明書(3回)」の提出は不要となりました。

空港の検査で陽性反応が出た場合は、指定の宿泊療養施設などで療養する必要がありましたが、2023年5月8日以降は、新たな感染症の流入を防ぐ対策として「感染症ゲノムサーベイランス」を開始。

成田や羽田などの主要空港において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施しています。ただし、この解析で陽性になったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。

また、「Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)」に登録しておくと、混雑しがちな入国審査や税関申告を、ウェブ上でスムーズに行うことができます。

必要書類・推奨サービス

  • パスポート:必須(帰国日を含めて滞在日数以上
  • 航空券:必須
  • 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書:不要
  • ワクチンの接種証明書(3回):不要
  • Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス):推奨

【台湾の渡航情報】コロナ前とほぼ同様の条件に

今回は、台湾の渡航情報や必要書類などについてご紹介しました。2023年5月17日現在は、コロナ前とほぼ同様の条件で渡航できるようになったため、台湾へ行くハードルがだいぶ下がったのではないでしょうか。

なお、渡航情報は予告なく日々更新されるため、記事の内容が変わることがあります。最新の情報につきましては、公式のウェブサイトなどで必ずご確認ください。

参考情報

成瀬 亜希子