今年のGWは数年ぶりに遠出を予定している人も増えたのではないでしょうか。
カレンダー通りでいけば今年は5連休ですから、それを楽しみに仕事を頑張っているという人も多いかもしれません。
歳をとり退職した後は毎日が休日ともいえますが、楽しみな反面いざ人生のGWが訪れたときに余暇をたのしむ金銭的な余裕があるか心配になることも。
そこで今回は、はたして年金だけで老後をたのしめるのか。60~90歳以上の年金受給額を一気にみていきたいと思います。
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1. 日本の「公的年金制度」は2種類
60~90代の年金をみるにあたっては、そもそもの年金制度をおさらいしておくことがポイントになります。
まず、日本の公的年金は国民年金と厚生年金の2つに分かれています。
国民年金は定額部分とよばれ、加入者は年度ごとに一律の保険料を支払います。そのため、将来の年金受給額に影響するのは主に加入月数となります。
保険料の大幅な未納などがなければ、それほど受給額に個人差が出ないのが特徴です。
一方の厚生年金は報酬比例部分と呼ばれ、加入者は所得に応じた保険料を払います。なお、厚生年金に加入している期間は、国民年金の加入月数にも数えられます。
基本的には給与天引きで徴収となるため、毎月いくらの厚生年金保険料が引かれているか把握していない人もいるかもしれませんが人により徴収額は異なります。
納めた保険料と加入月数のふたつが将来の受給額に影響するため、個人差が大きい年金だといわれています。この前提をもとに、国民年金・厚生年金それぞれの受給額をみてみましょう。