●貯蓄額の中央値は450万円
金融広報中央委員会が調査した「家計の金融行動に関する世論調査 2022年調査結果」によると、子育て世帯の金融資産保有額は中央値で450万円でした。
しかし、金融資産を保有していない世帯も20.5%と、5世帯に1世帯は貯蓄がありません。
各世帯によって、貯蓄額にも差が生じているといえます。
子育て世帯は今後の支援策に注目
2023年3月31日に公表された「こども・子育て政策の強化について(試案)」に注目が集まっています。
子育て世帯は、日々の子育てに関する費用の負担をしながら、教育資金や老後生活の準備をする必要があります。
今後、政府による子育て支援策がどのようにまとまるのか、注目してみていきましょう。
参考資料
- 子ども家庭庁「こども・子育て政策の強化について(試案)」
- Australian Government「2022 Commonwealth supported places and HECS‑HELP information」
- 文部科学省「高等教育の修学支援新制度について」
- 厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「2021年度 出生に関する統計の概況」
- 厚生労働省「令和3年(2021)人口動態統計月報年計」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 2022年調査結果」
- 文部科学省「永岡桂子文部科学大臣記者会見録(令和5年4月4日)」
川辺 拓也