子育て世帯の平均年収と貯蓄額

子育て世帯の平均年収と貯蓄額を分けてみてみましょう。

●平均年収は600万円台だがばらつきがある

厚生労働省が発表している「2021年 国民生活基礎調査の概況」では、18歳未満の児童のいる世帯の2020年の平均所得金額は813万5000円となっています。

このうち「雇用者所得」が給与や賞与による所得なので、子育て世帯の平均的な年収は、約695万円といえるでしょう。

出所:厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」

では、子どもが生まれたばかりの世帯で考えるとどうなるでしょうか。

厚生労働省がまとめた「2021年度 出生に関する統計の概況」によると、第1子を出産した女性の平均年齢は30.7歳と発表されています。

同省がまとめている「2021年人口動態統計」では、男女別の平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.5歳です。

以上から、子どもが生まれたばかりの世帯の年収は男性と女性ともに30代を確認すると、より子どもが生まれたばかりの世帯に近くなります。

厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査の概況」では、1世帯あたりの所得は30代で636万3000円でした。

以上から同じ600万円台の平均年収でも、子どもが生まれたばかりの世帯は600万円台前半の年収水準であるといえます。