LIMOが2022年5月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2022年5月15日)

雨の季節の到来を感じさせる天気が続いています。季節が春から夏へ、確実に進んでいることを実感しますね。

梅雨が開けると、いよいよ夏のガーデニングが本格的にスタート。庭の花壇も、そろそろ夏の準備を始めませんか。

今回は初夏から秋に花が咲く!オススメのオシャレな花について紹介します。

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1. 花の手入れの方法

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キレイに花を咲かせるためには、夏の暑さや湿気を乗り切るための手入れが必要です。効率よく手入れできる方法を解説します。

1.1 施肥

肥料は春のうちに与えておきますが、肥料のあげすぎには注意しましょう。花つきが悪くなったり、かえって生長を阻害したりする場合があります。気温が高くなると、肥料やけを起こす可能性もあります。

肥料をあげるタイミングは、一年草なら植え込むとき。多年草なら春に植え込むときか芽吹き前、そして花が終わってからがオススメ。

どうしても肥料をあげたい場合は、液体肥料を薄めにして数回に分けて与えるようにしましょう。

1.2 水やり

夏の花の手入れのうちで、いちばん大切なのは水やりです。涼しい時間帯に水をあげるようにし、午前中の早い時間帯、日が落ちた夕方にたっぷりと水をあげるようにしましょう。

1.3 花ガラ摘み

やらなくても問題なさそうな地道な作業ですが、するとしないとでは見栄えが全然違います。花付きも変わってきますよ。

花ガラをつけたままにしておくと、種を作るために株の力を使ってしまうため、病気にもかかりやすくなります。気がついたときでも構わないので、できるだけこまめにおこないましょう。

2. 初夏から秋にかけて花が咲く!オシャレな花オススメ7選

2.1 アメリカンブルー

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  • 一年草、多年草
  • 草丈:20~40センチ
  • 花期:4~10月 
  • 参考価格:200~600円前後(3号ポット苗)

美しい青い花弁が爽やかな印象のアメリカンブルー。花は枝先に咲くので、春に摘心をすることで枝数が増え、夏にたくさんの花を咲かせてくれます。

暖かい地方では越冬しますが、霜に当たると枯れてしまうため、一年草として扱われることも。

2.2 イソトマ

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  • 多年草
  • 草丈:20~40センチ
  • 花期:5~7月、9~10月
  • 参考価格:200円前後(3号ポット苗)

星型の可愛らしい花を咲かせるイソトマ。寒さに弱いため、多くの地域では一年草として育てます。7月の花後に一度切り戻しをすると、秋の花がキレイに咲きそろいます。

梅雨時期は蒸れを防ぐため、雨の当たらない場所で育てるとよいでしょう。初心者は管理のしやすい鉢植えがオススメ。

切り口から出る白い液体に触れるとかぶれることがあるので注意が必要です。

2.3 ガウラ

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  • 多年草
  • 草丈:30センチ~1.5メートル
  • 花期:5~11月 
  • 参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)

野趣あふれる姿が美しいガウラ。花期が長く、暑さ寒さに強いのでとても育てやすい植物です。冬に切り戻すと、春に形よく生えそろいます。

草丈が高くなるので、花壇の後方などに植えると見映えがよくなります。コンパクトな高さに仕立てたい場合は、摘芯をして育てるとよいでしょう。

2.4 ナスタチウム

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  • 一年草
  • 草丈:20~60センチ
  • 花期:4~7月、9~11月 
  • 参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

ナスタチウムは、花や葉が食用になるハーブ。華やかな花色から、別名はキンレンカ(金蓮花)とも呼ばれています。

防虫効果のあるコンパニオンプランツとして、他の植物と混植されることもあります。

高温多湿に弱いので、夏は風通しのよいところで育てましょう。秋に再び花を咲かせます。

2.5 ペンタス

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  • 多年草
  • 草丈:30センチ~1メートル
  • 花期:5~10月 
  • 参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

春から秋にかけて、赤やピンクなど星型のカワイイ花を咲かせるペンタス。本来は多年草ですが、寒さに弱いため一年草扱いになります。耐暑性が強く、暑い夏でもよく咲きます。

夏は蒸れ防止のため、半日陰程度の場所で育てるのがオススメ。水のやり過ぎには気をつけましょう。暖かい地方では、戸外でも越冬することもあります。

2.6 ランタナ

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  • 低木
  • 草丈:30センチ~2メートル
  • 花期:5~10月 
  • 参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)

熱帯が原産地のランタナは、日光が大好きな植物。太陽の日が当たるところが生育適所です。

さまざまな品種があり、花色も豊富です。開花期が長いので、庭や花壇のイメージに合わせて選ぶとよいでしょう。

夏の暑さにも負けず、美しい花を咲かせます。冬場は乾燥気味にすると越冬しやすいででしょう。冬の水やりは控えめに。

2.7 ルリマツリ

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  • 低木
  • 草丈:30センチ~3メートル
  • 花期:5~10月 
  • 参考価格:1000~2000円前後(5号鉢)

美しいブルーや紫の花が涼しげなルリマツリ。初夏から秋まで長い間花を咲かせます。花ガラをこまめに摘むと、次々にキレイな花を咲かせます。

日光不足だと花つきが悪くなるので、たっぷりと太陽にあてて育てます。霜があたらないようにすれば、越冬も可能。生育が旺盛なので、鉢植えで育てるのもオススメです。

3. まとめにかえて

夏は効率よく花の手入れをすることが大切。炎天下での作業はなるべく避けて、熱中症を予防しましょう。

初夏の気持ちいい季節のうちに花の植替えなどをおこない、夏のガーデニングを楽しむ準備をしておきましょう。上手に管理をしながら、オシャレな庭を楽しんで下さいね。

LIMO編集部