2.男性よりも女性は平均年収が低い

国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より、男女別の平均年収を確認します。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

日本の平均年収と給与所得者数(令和3年)

全体:5270万人・443万円

  • 男性:3061万人・545万円
  • 女性:2209万人・ 302万円

まず全体で見ると、男性と女性では約240万円以上の年収差があります。

その一因としてパートタイムで働く女性が多いという点もありますが、正社員でみても平均年収は女性の方が181万円も低くなっています。

正社員(正職員)※の給与所得者数・平均年収

全体:3588万人・508万円

  • 男性:2368万人・570万円
  • 女性:1220万人・ 389万円

正社員(正職員)以外※の給与所得者数・平均年収

全体:1271万人・198万円

  • 男性:429万人・ 267万円
  • 女性:843万人・ 162万円

※ 令和2年分以前については「正社員(正職員)」は「正規」、「正社員(正職員)以外」は「非正規」であっ たことから、伸び率(%)等については参考とする。

年収については個人差がありますが、基本的に日本では正社員であっても女性のほうが男性よりも年収が低い傾向にあります。

年収が低ければ将来の年金受給額も少なめになりますし、現役時代にまとまった貯蓄を用意するのが難しい場合もあるでしょう。

老後対策としてまずは厚生年金に加入すること、そして可能であれば年収を上げることも検討してみましょう。