女性が考えたい老後準備1.長く働き続けられるキャリア
おひとりさま女性が早くから考えたい老後対策として、1つ目に長く働くことがあります。
長く働くほど毎月収入を得ることができ、貯蓄を切り崩すことを防いだり、貯蓄を増やしたり、預貯金だけでなく資産運用をしたりすることもできるでしょう。
また、年金の繰下げ受給を利用するなど、さまざまな老後準備の選択肢も増えます。
「みんなの転職『体験談』。」を運営する株式会社スタジオテイルが、20代から50代の女性400名に行った「これから先の働き方」調査によれば、「これからも働き続けたいですか?」という質問に対して「どちらかというと働きたい」と回答した人は全体の73%でした。
こちらの調査は既婚の方も含みますが、働きたいと答えた女性に具体的に何歳頃まで働きたいか聞いたところ、最多が「65歳くらいまで」で27%でした。
今の年金受給開始年齢は65歳からですが、今後変わる可能性もあります。長く続けられるキャリア形成を考えましょう。
女性が考えたい老後準備2.お金にも働いてもらえる資産運用
長く働くことは大切ですが、一方でいつまで働けるかは誰しもわかりません。
2024年からは新NISAがはじまる予定ですが、資産運用をすることで自分だけでなく、お金に働いてもらうという方法もあります。
iDeCoやNISA制度は、通常運用益に約2割かかる税金が非課税になる制度で、初心者の方でも資産運用をはじめやすい制度です。
iDeCoやつみたてNISAは、毎月一定額を積み立てる「積立投資」です。金融庁は、資産や地域を分散した積立投資を長期間続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなる傾向があるとしています。
積立投資は長期間運用を続けることが大切ですから、早くからご自身で調べて納得いく運用を検討するといいでしょう。
ひとりの老後に備えよう
誰にも時間は平等です。
老後を迎えるまでの間に、仕事や貯蓄にどのようなアプローチをするかで、老後の生活も変わるでしょう。
できるだけ早いうちから情報収集をして現状を把握し、ご自身にできる老後対策を行いましょう。
参考資料
- PRTIMES「これから先も、働き続けたい」女性は73%。女性の望む「働き方・生き方」とは?400名のアンケート結果
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 内閣府「令和4年版高齢社会白書」
宮野 茉莉子