3. 年金の繰下げ受給やNISA…「老後対策」3選
70歳代の貯蓄事情を確認しましたが、老後にお金で困らないためには現役時代にどのような対策が必要なのでしょうか。
人生100年時代におこないたい老後対策3選を紹介します。
3.1 老後対策1.NISAやiDeCoで老後資金を用意
老後資金の用意に「NISA」と「iDeCo」を利用するといいでしょう。NISAとiDeCoで投資すれば、通常運用益に対して約2割かかる税金が非課税になります。そのため、効率のいい資産形成が可能でしょう。
特に、コツコツお金を貯めたい人は「つみたて投資」を検討しましょう。
65歳時点で2000万円を貯めるために必要な積立額を、つみたて投資開始年齢ごとにシミュレーションします。シミュレーション結果は以下のとおりです。なお、運用利回りは年利3%を前提とします。
投資開始年齢ごとの65歳で2000万円を貯めるために必要な積立額
投資開始年齢 毎月の積立額
- 25歳 2万2000円
- 30歳 2万7000円
- 35歳 3万4000円
- 40歳 4万5000円
- 45歳 6万1000円
- 50歳 8万8000円
- 55歳 14万3000円
25歳でつみたて投資を始めれば、毎月2万2000円をつみたてることで2000万円の資産形成が可能です。一方で、55歳からつみたて投資を始めた場合は毎月14万3000円のつみたてが必要になります。
つみたて投資で老後資金を貯める場合は、できるだけ早く始めることが重要です。
3.2 老後対策2.老齢年金を増やすために年収アップ
老後対策として年収アップも有効です。会社員や公務員などの場合、現役時代の年収により年金受給額が決まります(上限あり)。
1970年生まれの会社員が23歳から60歳まで勤務した場合、65歳から受給する平均年収ごとの年金受給額は以下のとおりです。
平均年収ごとの年金受給額
平均年収 年金受給額
- 300万円 月11万2000円
- 400万円 月12万6000円
- 500万円 月14万4000円
- 600万円 月16万2000円
- 700万円 月17万6000円
- 800万円 月19万円
- 900万円 月21万円
平均年収300万円の会社員と500万円の会社員では、もらえる年金に月3万2000円も差があります。
今は転職も当たり前の時代なので、ぜひ年収アップを目指してみてください。