40〜50歳代「おひとりさま」は手取りから何%貯蓄している?
前章では、40〜50歳代「おひとりさま」の貯蓄額を紹介しましたが、手取りから何%を貯蓄に回しているのでしょうか。
金融広報中央委員会の調査によると、40歳代では16%、50歳代では13%を年間手取り収入から貯蓄に回しているようです。
ただし、貯蓄しなかった人の割合は40歳代で29.8%、50歳代で38.9%にものぼります。
二人世帯以上の世帯においても「貯蓄割合平均より貯蓄をしていない割合のほうが高い」ことから、社会全体として貯蓄をする余裕がない背景がうかがえます。
近年においては、物価が高くなる一方で給与は過去30年ほとんど変わっていない傾向にあるため、「日々の生活を送るので精一杯」という人が現代では多いのかもしれません。