3. 65歳以上世帯「貯蓄額」の平均はいくらか
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」をもとに、65歳以降のリタイア世帯の貯蓄事情を見ていきます。
65歳以上・二人以上世帯の貯蓄額は平均で2376万円、中央値で1588万円です。
ただし、中央値1588万円に満たない世帯数の割合は全体の39.1%に上ります。
世帯の人数や居住地、生活レベルや不労所得の有無などによって必要な老後資金が異なるため、「いくら貯めていれば安心」と言い切ることはできません。
ただし、老後資金の目安額がどうしてもわからないという方は、まず中央値や平均値を目指してみてもいいでしょう。
今後は物価がさらに上昇することが考えられるため、必要となる老後資金はあがることも考えられます。
老人ホームの入居費や自宅のリフォーム費用などで、1千万円単位の出費が発生することも。
これらを加味して、余裕ある老後計画を立てていきたいですね。