原則として65歳を迎えると、老齢基礎年金や老齢厚生年金の受給が開始します。

年金請求も終え、初めての年金支給日を迎える夫婦の中には、振り込まれた金額を見て「ねんきん定期便の金額と違う!」と感じる方もいます。

夫が年上という夫婦の場合、先に支給開始となる夫の年金額を見て、妻が不安になることも。

今回は、実際に振り込まれる金額が「ねんきん定期便」と異なる主な理由について解説します。

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1.【老齢年金】ねんきん定期便でわかること

ねんきん定期便とは、日本年金機構から送られてくる年金記録の確認書類です。

年齢によって、送られる形式や内容が異なります。

出所:日本年金機構「大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています」

特に節目の歳(35歳、45歳、59歳)には封書で届くため、一度は目にした方も多いでしょう。

節目の歳以外はハガキとなりますが、やはり将来の年金受給額を知るのにとても重要な内容となっています。