70歳代で「貯蓄4000万円以上」あれば老後は安泰?

平均を大幅に上回る4000万以上の貯蓄がある世帯は、老後生活は安泰といえるでしょうか。

70歳で4000万円の貯蓄がある夫婦世帯を例に、貯蓄が十分かどうかを見てみましょう。

毎月の生活費を30万円、夫婦とも90歳まで生活すると仮定して試算します。

老後の収入が夫婦の年金25万円の場合、毎月5万円の赤字が出るので貯蓄を取り崩すことになります。

20年間の取り崩し額は総額で1200万円になるため、想定外の出費があっても老後は安泰です。

一方、夫婦とも国民年金加入の場合、夫婦の年金額は多くても13万円程度です。

毎月の赤字額は17万円、90歳までの取り崩し額は約4000万円となるため貯蓄は底をつきます。