男性の平均年金受給額は、女性に比べて高くなっています。

では、男性で月15万円以上の年金をもらう人はどれくらいいるのでしょうか?

本記事では、厚生年金を「男性ひとりで月15万円以上」もらう人の割合を紹介します。早めに備えるべき老後対策4つも紹介するので、参考にしてみてください。

【注目記事】【60歳代世帯】貯蓄3000万円の羨ましい世帯は何割か「円グラフ」で確認

1. 厚生年金「男性ひとりで月15万円以上の割合」はどれくらいか

男性ひとりで月15万円以上の厚生年金をもらう人はどの程度いるのでしょうか。

厚生労働省年金局が公表する「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男性の厚生年金受給者がもらう年金額の分布は以下のとおりです。

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

1.1 【厚生年金】受給者(男性)の5万円刻みの受給額分布

  • 月額5万円未満 :13万2603人(1.2%)
  • 月額5万円以上10万円未満 :105万6048人(9.8%)
  • 月額10万円以上15万円未満 :268万5460人(24.8%)
  • 月額15万円以上20万円未満 :451万8201人(41.7%)
  • 月額20万円以上25万円未満 :217万3173人(20.1%)
  • 月額25万円以上30万円未満 :24万8273人(2.3%)
  • 月額30万円以上 :1万4455人(0.1%)

平均受給額 :16万3380円

月に15万円以上の年金をもらう男性の割合は64.2%です。多くの人が月に15万円以上の年金をもらっています。

ただし、上記は会社員や公務員などの厚生年金を受給する人のデータなので、自営業者などの厚生年金を受給しない人の受給額は含まれていないことに注意しましょう。