専業主婦、共働き…だんだんと多様な生き方が選べる時代へ
今回の結果に意外性を感じた方もいるかもしれません。ただ「十人十色」「千差万別」という言葉があるように、どのような生き方を望むかは人それぞれです。
専業主婦が少数派になったとはいえ、家事育児や家族のサポートなどといった主婦業が向いている方、希望する方もいます。
一方で、フルタイムやパート、またフリーランスなど、さまざまな雇用形態を選ぶ女性も増えています。
厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」によれば、18歳未満の子どもがいる母のうち、正規の職員・従業員は29.6%、非正規の職員・従業員37.3%、その他は8.9%、仕事なしは24.1%です。
ただ現状は希望すれば女性も誰もが働き続けられるわけでなく、たとえば保育園や学童に落ちて仕事を辞めざるを得ない女性もいるなど、まだ好きな生き方を選べるとは言い切れない状況です。
小1の壁や小4の壁、仕事と家事育児の両立の大変さなどから、働くのをセーブしたり諦めたりする人も少なくないでしょう。
岸田政権は異次元の少子化を掲げており、この状況がだんだんと変わっていくと期待したいところです。