4. 自転車の盗難も注意

賃貸住宅に住むときは、自転車の盗難にも注意しましょう。警視庁 令和3年度版「東京の犯罪」によると、自転車盗難の発生場所で最も多いのは、中高層(4階建て以上)住宅で24.8%、以下、道路上21.6%、その他の住宅15.6%、駐輪場等11.7%、一戸建て住宅9.2%と続きます。

4.1 賃貸物件に駐輪場があるか確認しておきましょう

賃貸物件に住む予定の場合、自転車の駐輪場を用意している物件、駐輪場はあるが駐輪場利用代金がかかる物件、駐輪場がない物件などがあるため、通勤や通学などで自転車を使う予定があるときは、駐輪場の有無や利用条件を必ず事前に確認しておきましょう。

また、賃貸住宅の駐輪場に駐輪しているときに盗まれても、管理会社や大家などから自転車の費用は保証されないことが一般的です。

4.2 自転車の盗難は火災保険で補償される?

自転車が盗難に遭った場合、盗難も補償範囲に含まれる「家財」の火災保険に加入していれば、補償の対象となる場合があります。建物の火災保険しか加入していないときや、家財の火災保険に加入していても、盗難による損害は対象外としているときは補償されないため注意しましょう。

賃貸住宅では入居の際に、家財の火災保険に加入するため自転車の盗難は補償に含まれていることがあります。

ただし自転車の施錠など、盗難に対して何の対策も立てていないときや、賃貸住宅の場合などで、所定の駐輪場に駐輪していないと家財の火災保険で盗難が補償対象となっていても、対象外となる可能性があるため注意しましょう。