4月分から「厚生年金と国民年金」68歳以上は1.9％増【夫婦・ひとり世帯別】5パターンの年金月額とは 2023年度の老齢年金月額を5パターンで確認

2. 2023年度4月分から「夫婦世帯」の年金はいくらか

2023年度の年金改定率を紹介しましたが、実際にもらえる年金はいくらなのでしょうか。

厚生労働省が公表する「令和5年度の年金額改定について」をもとに計算した、夫婦世帯（68歳以上）がもらえる年金は以下のとおりです。

2.1 2023年度「夫婦世帯（68歳以上）」の年金受給額

• 国民年金のみ＋国民年金のみ ：月13万2100円
• 厚生年金受給＋国民年金のみ ：月22万3765円
• 厚生年金受給＋厚生年金受給 ：月31万5430円

「国民年金のみ」は、会社員経験のない自営業者や専業主婦で国民年金を満額納めた人です。また、「厚生年金受給」は平均年収約527万円で40年間勤務した会社員を前提としています。

自営業者夫婦は「国民年金のみ＋国民年金のみ」に該当し、月にもらえる年金は13万2100円です。

会社員の夫と専業主婦の家庭では、月にもらえる年金は22万3765円となります。

共働き夫婦は、月に31万5430円もの年金を受給可能です。

このように、現役時代のライフスタイルや働き方によって年金受給額は大きく異なります。