3. 相続した実家を放置するリスク
相続した実家を空き家のまま放置してしまうと、近隣住民に迷惑をかけてしまいトラブルに発展してしまう可能性が高まるでしょう。
人が住んでいない住宅は定期的に手入れを行わないと、あっという間に劣化してしまいます。
建物の倒壊リスクが高まったり、雑草や害虫により近隣に迷惑をかけたり、不審者が犯罪に利用したりする原因になりかねません。
また、十分な管理がされていない空き家として「特定空き家」に指定されると行政から指導や勧告を受けます。
勧告を受けた特定空き家は固定資産税の軽減措置を受けることができないため、支払う税金が約6倍に増える可能性があるのです。
さらに、行政からの命令に従わなければ50万円以下の過料が科される可能性もあります。
このように、相続した実家を空き家のまま放置してしまうことにはさまざまなリスクがあります。
空き家のまま所有する場合は、トラブルを未然に防ぐためにも適切に管理することが大切です。
管理が難しい場合は、定期的な巡回などを行ってもらえる空き家管理サービスの活用なども検討してみてください。