3. 老後に向けてできる対策は?

今回は、今のシニア世代が受け取る年金月額の平均を見てきました。

少子高齢化が進み、年金制度の支え手も今後ますます減っていきますから、いまの年金水準がこの先ずっと維持されるとは限りません。

とはいえ、「いまの年金事情」を知ることは、働き盛りの現役世代にとって「将来の年金」をイメージする何らかの参考にはなるでしょう。

高校家庭科は「資産形成」の授業が始まり、「つみたてNISA」や「iDeCo」など、国の税制優遇制度も拡充が進んでいおり、「資産運用」がより身近なものになりつつあります。

長寿時代を見据え、年金だけに頼らない老後を送るための「自助努力による資産形成」が求められていますね。人生100年時代」はすぐそこまで来ています。

自分のお金を守り、育てていくために、老後に向けた「資産づくり」の準備をスタートしましょう。

参考資料

  • 厚生労働省「令和3年度 厚生年金・国民年金事業の概況」

 

荻野 樹