2. 中国ロックダウンの緩和などにより下げ止まりの兆しか
花王の株価は2023年に入ると下げ止まりはじめていて、1〜3月にかけては概ねレンジ内推移となっています。
2022年12月期の通期決算でも原料高の影響について触れられているなど、大きな状況の好転には至っておりません。一方で、第3四半期の決算において業績悪化の要因としてあげられていた中国のロックダウンの緩和は一定の安心材料となったと考えられます。
2022年12月期通期決算と共に発表された2023年の業績見通しも投資家に対して安心感を与えたと考えられます。
中国のゼロコロナ政策の終了がポジティブな影響を与える可能性や、アセアン市場の成長が好影響を与える可能性が示唆され、原料高の影響を受けつつもわずかながら2022年12月期対比で増収増益の予想となっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)