成人の日のニュースを見て、若い頃の自分を思い出したり、子どもの成長にしみじみしたりした方もいるかもしれません。1月も半ばを過ぎると、お正月のにぎやかさが落ち着き、日常のペースが戻ってきます。そんな中で、これから先の自分の暮らしについて、ふと考える時間が増えてくる時期でもあります。

「人生100年時代」と言われる今、50歳代は決してゴール目前ではありません。むしろ、これからの生活をどう組み立てていくかを、現実的に考え始めるタイミングと言えるでしょう。とはいえ、「今さら投資を始めても遅いのでは」と感じる方がいるのも無理はありません。

ただ、65歳までを区切りに考えてみると、まだ10年以上あります。その時間をどう使うかで、将来の安心感は大きく変わります。新NISAの仕組みを上手に使えば、預貯金だけでは得にくいお金の増やし方も選択肢に入ってきます。この記事では、50歳代から積立投資を始めた場合、65歳頃にどの程度の資産が見込めるのかを、具体的な数字を交えて見ていきます。

1. 【基本的な仕組みを理解】なぜ「新NISA」は利用するとお得なの?

まずは、新NISA制度の基本的な仕組みを確認しておきましょう。

NISAは、通常であれば約20.315%の税金が課される運用益が非課税となる制度です。

2014年に導入されましたが、2024年の大幅な制度改正により内容が見直され、「新NISA」として新たにスタートしました。