「4月の厚生年金、上がるはずだが変わってない！」2023年度から引き上げなのに変わらない理由 【年金支給日】偶数月に前月分までが振り込まれる仕組み

2. 2023年度の年金は6月から支給

2023年度の年金が最初に振り込まれるのは、実は4月ではなく6月になります。

年金の支給日について整理しましょう。

2.1 年金は偶数月に支給

そもそも国民年金（老齢基礎年金）や厚生年金は、偶数月に2ヶ月分が振り込まれます。

毎月の支給ではないため、最初はやりくりに戸惑うかもしれませんね。

2.2 年金は前月までの分を2ヶ月分支給

その月に支給される年金は、前々月と前月分の年金となります。

そのため、4月14日に振り込まれた年金は2月分と3月分、つまり2022年度の年金です。

2023年4月分の年金は、2023年5月分と一緒に2023年6月15日に支払われることになるため、改定後の年金を最初に受け取るのは6月15日になるというわけです。

このように対象月と支払月がずれることに注意しましょう。

※所得の変更等により、4月支給分の年金の振込額が変更になるケースもあります。日本年金機構からの通知書等をご確認ください。