「世帯年収600万円台の貯蓄」平均と中央値とは

参考までに、世帯年収600万円台の家庭の、貯蓄平均と中央値も見ていきましょう。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査（令和3年）］」より、年収500～750万円未満世帯の貯蓄の平均値と中央値を見ていきます。

年収500～750万円未満世帯の貯蓄事情（金融資産非保有世帯を含む）

  • 貯蓄平均：1407万円
  • 中央値：550万円

貯蓄の分布のようす

  • 金融資産非保有：16.9％
  • 100万円未満：6.3%
  • 100万円～200万円未満：7.4%
  • 200万円～300万円未満：5.1%
  • 300万円～400万円未満：4.5%　
  • 400万円～500万円未満：3.6%　
  • 500万円～700万円未満：9.2%
  • 700万円～1000万円未満：8.4%　
  • 1000万円～1500万円未満：9.1%
  • 1500万円～2000万円未満：5.7％
  • 2000万円～3000万円未満：8.3%　
  • 3000万円以上：12.8%　
  • 無回答：2.7%

平均値は1407万円となりましたが、より実態に近いとされる中央値は550万円。

さらに分布のようすをみると、貯蓄ゼロの家庭が16.9％ある一方で、3000万円以上の家庭も12.8％存在するようです。

実際には居住地や子どもの人数、進路等によって貯蓄事情が大きく異なることが見て取れます。