子育て世帯の平均年収は600万円台

では、年収600万円というのは子育て世帯にとって身近な年収ラインなのでしょうか。

厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、18歳未満の児童のいる世帯の2020年の平均所得金額は813万5000円となっています。

出所:厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」

このうち稼働所得は733万4000円で、さらに雇用者所得は695万1000円とされています。

同調査において、「雇用者所得」は「世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額をいい、税金や社会保険料を含む」と定義されていることから、一般的な年収とほぼ同義であるといえます。

このことから、子育て世帯の平均的な年収は600万円台の後半であるといえるでしょう。

ちなみに平均所得金額である813万5000円のうち、残りは児童手当などとされています。

制度が拡充されることになれば、助かる世帯も増えるのではないでしょうか。