現役世代が遠い将来のプランを考えたとき、やはり気になるのが「老後の年金額」ですね。自分自身の受給見込額を「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で把握されている方も多いでしょう。

老齢年金の金額は世帯単位で把握しておくことも大切です。夫婦世帯なのか、シングル世帯なのか、また、今までの働き方や収入などによって老齢年金の受給事情は大きく異なります。

今回は年金のしくみを整理したあと、世帯構成と年金の種類によって老齢年金の受給パターンを8つに分け、それぞれの世帯の受給額を試算します。

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1. 4月は年金支給月!「公的年金制度」のしくみを整理

出所:LIMO編集部作成

「偶数月の15日」は公的年金の支給日です。15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされるため、2023年4月は「14日」が年金支給日となります。

前月までの2カ月分が、15日に支払われるイメージです。つまり、4月に支給される年金は「2月と3月分」というわけです。