老後生活に欠かせない将来の年金に不安がある人は多いと思います。

この将来の年金額は、その人の年金加入履歴やこれまで納めた年金保険料などによって決まり、すべての人の年金額は異なります。

そのため、将来の年金に不安がある場合、早い時期から老後資金対策をすることが大切です。

この記事では、一例として厚生年金を月額15万円以上受給する男性はどのくらいなのかを紹介し、結果を踏まえて今から始められる老後対策を合わせて紹介していきます。

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1. 厚生年金を月額15万円以上受給する男性はどのくらい?

厚生労働省年金局が2022年12月に公表した「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、令和3年度末現在で年金をもらえる男性は、約1082万8000人となっています。

出所:厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

このうち、年金月額が15万円以上の男性は、上記表より約695万4000人です。

この結果、男性全体の約64%が、月額15万円以上の厚生年金を受給していることがわかります。

なお、年金月額には厚生年金のほか、国民年金から支給される基礎年金月額も含まれていることに留意してください。